2025.10.09
意見を譲りがちな我が子。気を遣わせてるのかと不安です
Q. 親子で意見が違ったとき「ママがいいほうでいい」と譲りがち。自己主張しにくい?気を遣わせてる?と不安です。
A. 親子で信頼関係ができている証とも考えられます。同時に、本心を言えているか尋ねてみましょう。
「ママがいいほうでいい」と言って譲る場面が続くと、「自己主張できないのでは?」「気を遣っているのでは?」と心配になりますよね。ただ、この姿には必ずしも「自己主張の弱さ」だけが表れているわけではありません。
子どもが親に選択を委ねることは、信頼関係の表れでもあります。「ママが決めるなら安心」と感じているからこそ譲っていると考えられます。そのため、親子間での愛着形成が十分になされている証でもあるため、決して悪いことではありません。
一方で、「ママに嫌われたくない」や「間違いたくない」という気持ちから選択を委ねている可能性も考えられます。そのため、後から「本当はどっちがよかった?」と尋ね、本当の気持ちを言える機会を設けてみてください。本当の気持ちがお母さんと違う意見だった時は、「教えてくれてありがとう」「あなたが選んだことを尊重するよ」と伝え、本心を言ったことが肯定的な経験につながるようにしましょう。「自己主張しても受け入れてもらえる」という経験を繰り返すことで、自信に繋がり、徐々に自分の意見を言えるようになっていきます。