ことばと遊びの時間を積み重ねて。わが家の「積み木」ものがたり

こんにちは。スタッフ高橋です。
私がまだフォルネに関わるずっと前、息子(当時1歳)が「ビーチ積み木セット」の撮影モデルをさせてもらったことがあります。
よちよち歩きの息子が、はじめて触れる木の積み木にそっと手を伸ばしていたあの光景は、今でも忘れられません。
その1年後、2歳のクリスマスに、わが家にもあの積み木がやってきました。
あれから気がつけば7年。
ときどき取り出して遊ぶ日もあれば、部屋のすみに静かに置かれている日もあります。
でも積み木を見るたびに、あの小さかったころの時間がふわっとよみがえるんです。
このコラムでは、そんな積み木との7年間を少しだけお話しします。
■1歳──はじめて触れた木の手ざわり
撮影で初めてビーチ材の積み木に触れた息子は、すべすべの木肌を指でそっとなでながら、目をまんまるにしてひらがなのピースをじっと見つめていました。

積み木のイラストを指差しては、まだカタコトながら「わんわん」「おにさん」と言ってみたり、積み木をどこまで高く積めるか、何度も挑戦しては倒して笑ったり。
ただ積んで、倒して、また積む……。それだけなのに、楽しさに夢中になる姿は撮影のことも忘れてしまうほどでした。
後から知ったのですが、ビーチ材はドイツ産で食品衛生法に適合した塗料で仕上げられているとのこと。「安心して遊ばせられる」というのは、親にとってこんなにも心をほどくものなんだな、と感じました。
■2〜3歳──クリスマスに届いた「自分だけの積み木」
翌年のクリスマス。息子は“モデルになった積み木”を、サンタさんからのプレゼントとして受け取りました。
積み木を手にしてからは、並べたり、積んだり、倒したり、列車やお店屋さんに見立てて“ごっこ遊び”をしたり。

積み木はときに、恐竜や怪獣の戦いの舞台になりました。
息子は自由に世界を作り出すのが大好きでした。
積み木を巾着に入れて運ぶのもブームで、「おかたづけも遊びの一部」になっていました。
ママ目線でいうと、積み木が床に散らばっていても、巾着が転がっていても全然気にならず、むしろリビングに置いておくとインテリアのアクセントになるデザイン性も魅力でした。
■4〜5歳──ことば遊びと暗号づくりに夢中
ひらがなを覚えはじめた4歳ころには、あいうえおポスターの上に積み木を並べたり、積み木でしりとりをしたり。(ポスターは撮影時にいただいた試作カラーの特別版で、商品版とはカラーが異なります。)
ときには、積み木のひらがな面をずらりと並べて、私に向かって得意げに言いました。
「ママ、なんて書いてあるでしょう!」
たいてい意味のない並びなのですが(笑)、私が「読めないよ〜」と言うと、ケラケラ大笑い。
積み木はすっかり“ことば遊び”の相棒になっていました。
さらに、数字のピースで「今日は〇月〇日だよ」と教えてくれて、アルファベットで“秘密の暗号”を作ることも。
親が思いもしない発想で遊びを広げる姿に、小さな成長を感じる毎日でした。
■6〜8歳──たまにしか遊ばないけれど「置いておきたい」存在
小学校に入ると、数字面を使って足し算や引き算の練習など、ちょっとした「お勉強遊び」にも活躍しました。
小2の今は、掛け算にも挑戦中。掛け算記号はないので、プラス記号を斜めに置いて計算しています。
正直なところ毎日遊ぶわけではなく、ふと取り出して遊ぶ程度です。
それでも、部屋のすみに積み木があるだけで少し安心します。
「この子が小さかったときの時間が、ここにも残ってるんだな」と。
積み木を見るたびに、2歳のコロコロの手、ことば遊びの笑顔、数字で学んだ時間……。
そんな思い出が心にそっと戻ってきます。
8歳になった息子が名前入りの積み木を手に取る姿は、成長の記録としても愛おしいものです。
■ 親子で積み重ねた時間そのものが「思い出」になる
フォルネの積み木は、ひとつでいろいろな遊び方ができ、乳幼児期から小学校低学年まで長く寄り添ってくれる知育玩具です。
でも私にとっていちばんの魅力は、「遊びの時間そのものが思い出として残ること」かもしれません。
積み木は“知育玩具”である前に、わが家の“成長の記録”を静かに刻んでくれる存在になっていました。
これを読んでくださっている方にも、 いつかお子さんとの時間を思い返すとき、そばにフォルネの積み木があったらうれしいです。
スタッフ 高橋
