Feature

Column
2021.9.15

【スタッフ対談】フォルネのものづくりについて

    2019年から活動をスタートしたフォルネ。その準備段階からディレクター伊場と一緒にフォルネを支えてきたのが前回のコラム(後編)でもちらっと登場した「あやちゃん」ことスタッフ宮内。この2人、実は高校時代の同級生という古くからの仲でもあるんです。準備期間から現在までの約3年、一緒にフォルネを作り上げてきた2人がこれまでのことやものづくりについて話してみました!

    伊場  私がグラフィックデザイナーであやちゃんがライターで。フォルネを始める前から、よく一緒に仕事をしてたよね。ブランドを立ち上げる話が出たときもすぐに相談して。同じクラスだった高校生の頃から考えると、まったく想像していなかったな(笑)。

    宮内  ブランドを作るって話を初めて聞いたときはすっごくびっくりした! けど、その頃からまよちゃんのセンスは信頼してたし仕事観や育児観、北欧好きなところにも共通点を感じていたからワクワクする〜!って気持ちが強かったな。

    伊場  ブランドのコンセプトを決めたり、どんなものを作ろうかな? っていう段階から、ほんとに何度も相談したよね。葉山のアアルト展に一緒に行ったのも懐かしいな。悩んだ末に私が「親子向けのアイテムを作る」って決めてから、商品を固めていくうえであやちゃんからアドバイスをもらえて助かったよ!

    宮内  そう言ってもらえてうれしい! 東京で働いてた頃に出版社で雑誌を作ってた経験が役に立ったのかも。

    大人にも「可愛い」と感じてもらえるおもちゃを

    伊場  「あると便利そうだから」とか「子どもが好きなキャラクターだから」とか、おもちゃの選び方って人によってさまざまだけど、おもちゃを見たときや触ったときに「ママにこそ可愛いと思ってもらいたい!!」っていう気持ちが強くて。もちろん子どものためのものではあるけど、子どもと一緒におもちゃで遊ぶことが多いママも、それにときめく権利はあるはず!って思う。

    宮内  それがフォルネがベースにしてる「自分が欲しいと思うものを作る」ってところにも繋がってるよね。子どもって大人のことをよく見てるから、ママが「楽しい」「可愛い」ってワクワクする気持ちもきっと伝わるはずで。
    うちの6歳と2歳の子どももフォルネのもので遊ぶことが多いんだけど、おもちゃ感が強くないからか散らかってても他のおもちゃより断然気にならないし、積み木なんかはむしろ出しておきたいくらい! イラストも可愛いな~とまじまじ見ちゃうよ。

    伊場  そうそう! おもちゃではあるけどインテリア雑貨の一部みたいに溶け込むようにしたくて、部屋から浮かないことも意識していることのひとつ。
    あとは、自分がママとして今までいろんなおもちゃを買ったり譲ってもらったりして使ってきたけど、遊び方が単調なものって子どもはすぐに飽きちゃうような気がして……。それで放置されたおもちゃを見て「ものが可哀想だな」って感じることも多い。だから「いろんな遊びかたができる」「子どもが自分自身で工夫して遊べる」ことも商品にどんどん盛り込みたい! って思ってる。

    宮内  確かにフォルネのアイテムって使い回しが効くよね。ひとつのものでもいろんな使い道がある! それと工作系も、完成したものの飾りやすさとか残った材料の収納のことまで考えられていて、その細かなこだわりが凄いって驚くことがあるよ。

    伊場  昔から「一石二鳥」とか「一挙両得」っていう言葉に弱くて(笑)。長く遊んでほしいし大切に使ってほしいから、思いつく限り目一杯、いろんな使い方を提案したいと思ってる!

    子どもに“まずはやらせてみる”自由な遊びを提案したい

    伊場  うちの子は小4と小1の男の子2人だけど、昔から遊びやいろんな体験において「まずはなんでもやらせてみる」がモットーで。子どもが1人で使うのは危ないって思われるハサミも割と小さい頃から握らせていたし、魚をさばく練習は小1からやってみたりしてたなぁ。

    宮内  それは早い! うちの子来年小1だけど、魚をさばこうとしてるところは想像できない(笑)。

    伊場  もちろん親が押し付けるのではなくって、本人が「やってみたい!」っていうことだけでね。それでうまくできない悔しさや、こうすればできるって筋道を見つけることって、本人がやってみないと分からないこと。大人はやり方のコツを教えて、見ていて危ないときだけ止めに入るようにしてる。一度子どもが自分自身で理解できたら、そこからは自然と応用して考えられたりするよね!

    宮内  そうなのか~! 私、すぐに「危ない!気をつけて!」って口を挟んだり、ちょっとやったらやめるように促していたかも……。口出ししたくなる気持ちをいったんこらえてまずは自由にやらせてみること、やってみたくなったな。

    伊場  うん、ぜひ試してみてほしい!「これはこの子にはまだ早いかな?」って感じてもやってみたら意外とできることもあって。フォルネのアイテムにあえて対象年齢や年齢制限を設けていないのは、そういう意味もあったりする。
    例えばペーパーモビールは作る過程で配置やバランスを考えたりと頭を使う面があるけど、その難しさを親子で共有しながら作り上げれば、作る時間も出来上がったものもすごく特別なものになると思う!

    宮内  なるほどね。子どもがはじめはできないって思ってたことが自分自身で考えてできるようになったら、本人の自信にも繋がりそう!

    少しずつ広がる、フォルネに共感してくれる人との出会い

    宮内  フォルネができて2年と少し経ったけど、最近は私の周りでもちょっとずつ知ってくれる人が増えてきていて。子育て世代のママからは「ポスター使ってるよ」とか「新しく出たあれ可愛いね!」って連絡をもらうこともあって、そのたびにうれしくなる!

    伊場  そうだね! ドキドキしながら発売してみて、ちょっとずつでも反応が得られるようになって、その輪が徐々に広がって……。自分自身が本当に欲しいと思うものだけを作ってきたけど、それに共感してくれる人がいるのがすごくうれしくて。フォルネは店舗がないからこそインスタグラムを介して感想や使ってる様子を見られることがとてもありがたいし、次に向かうパワーにもなってる!

    宮内  「子どもと遊ぶのが楽しくなった」とか「今までこういうの探してた」なんて言ってもらえると、これを作って本当によかった!!ってしみじみ感じるよね。使ってみた感想や写真を撮って送ってもらったり……。きっと皆さんお忙しいだろうに、本当にありがたい!

    伊場  インスタグラムやレビューの感想は私も必ずすべてに目を通して、改善すべき点に対してのご意見は次に活かせるようチーム内にフィードバックしていて。ちょっとずつかもしれないけど、これからもまっすぐな気持ちで成長し続けていきたいな。

    宮内  そうだね! やりたいことも課題もまだまだたくさん。これを読んでくださっている皆さん、よければこれからも遊んでいる様子や商品の感想などぜひ聞かせてくださいね!

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